SSW2014

SSW2014

日本知能情報ファジィ学会・ソフトサイエンス研究部会
第 24 回ソフトサイエンス・ワークショップ
講演論文集

2014 年 3 月 8 日(土),9 日(日)

久留米市 久留米ホテルエスプリ

主 催: 日本知能情報ファジィ学会ソフトサイエンス研究部会

共 催: International Society of Management Engineers

協 賛: 日本経営システム学会
日本知能情報ファジィ学会評価問題研究部会、
日本知能情報ファジィ学会九州支部、
ESA(教育システム解析)研究会

はじめに
日本知能情報ファジィ学会・ソフトサイエンス研究会主催の第 24 回ソフトサイエンス・ワークショップを、福岡県久留米市で開催することができ非常にうれしく感じます。
ソフトサイエンス研究会は 1987 年の日本ファジィ学会(現:日本知能情報ファジィ学会)設立の時に、塚本弥八郎先生を中心に非工学領域の先生方を集めて、ファジィ理論の非工学領域に関する研究を議論する組織として、ノンエンジニアリング研究会が始められました。その後、非工学研究会の表現から、その頃広く用いられたファジイ理論を含めた広い研究領域を指す言葉であるソフトサイエンスが幹事会で採択され、現在のソフトサイエンス研究会に変更されました。もともとワークショップは早くからソフトサイエンス・ワークシップの名称で開催されてきました。
今回は、第 24 回目のワークショップとして、意思決定手法として広く用いられているファジイ数理計画手法の第一人者である大阪大学教授乾口雅弘教授に、特別講演として、ファジィ理論に基づく数理計画について話していただきます。
また、30 年以上の長いお付き合いさせていただいているパフォーマンスマネジメント研究所・代表 野尻賢司様に、特別講演として、外資系企業の特徴を話していただきます。日頃、研究所から月 1 回発行される PMI news はマネージメントとくに人事問題について発行されている示唆に富むメール雑誌です。特に、PMI news の送付の時の Email に書かれている野尻賢司様の短い言葉や俳句が大変素晴らしい。特別講演では PMI news とはまた違った話がうかがえることを楽しみにしています。
一般論文として 50 論文近くの発表があります。このうち 21 論文は第 1 著者の学生の発表であり、表彰選考対象の論文です。プログラムにそれを示しています。表彰は 9 日の閉会式で発表されます。
最後に、公益財団法人 久留米観光コンベンション国際交流協会のご支援で、久留米市内で本ワークショップを開催ました。協会の池脇順一様および開催ホテルの久留米ホテル・エスプリ、小野 允寛様にはお世話になりました。ここに記して謝意を表します。また、早稲田大学大学院情報生産システム研究室の大学院生には、種々の作業を分担してもらった。感謝する。

日本知能情報ファジィ学会
ソフトサイエンス・ワークショップ
大会委員長 和多田淳三
(早稲田大学 大学院 情報生産システム研究科)
2014 年 3 月 8 日久留米にて

 

目  次

はじめに i
委員リスト iii
プログラム iv
著者・セッションチェア索引(プログラム) vi

目  次 viii

1 ロバスト制約に対する意思決定者の要望の表現:選好に応じた必然性測度の定
め方:乾口雅弘(大阪大学) 1

2 外資系企業の価値観およびそれに基づく人事制度についての考察:野尻賢司(フ
ォーマンス・マネジメント研究) 7

3 A Data Mining‐base Minimax Model Approach to Portfolio Optimization to Predict
Interval Return Rate: ◯Meng YUAN, Junzo WATADA (Waseda University) 13

4 A Divide‐Forecast‐based Concept for Region of Interest Clustering in Video Frames:
◯Wei QUAN, Junzo WATADA (Waseda University) 15

5 A Feed Forward Neural Network trained by a GPSO: ◯Haydee Melo, Junzo Watada
(Waseda University) 17

6 An Adaptive Parivle Swarm Optimization Based Approach to Learning Face Features:
◯Di CHEN, Junzo WATADA (Waseda University) 19

7 An Affective Engineering Approach to Recognizing Speech Emotions and Its
Application: Yung‐Chin Hsiao, Junzo Watada, ◯Hanayuki Kitagawa, Xioyan FENG
(Waseda University) 23

8 Building a GA‐based Solver for Quadratic Bilevel Programming Problems: Yunglong
GUO, Junzo WATADA, ◯Haiyu YU (Waseda University) 27

9 部分的な制約条件の繰り返し適用による組み合わせ最適化問題の求解能力改善
:◯仲田紘平、和久屋寛、伊藤秀昭(佐賀大学) 31

10 Building a Fuzzy Recommender System Based on User User Clustering: ◯Shan XU,
Junzo WATADA (Waseda University) 35

11 中国奇瑞自動車のファジィ5F分析:◯陳法恩古殿幸雄(大阪国際大学) 37

12 中国語機能表現の出現パターンに着目した用語抽出:◯呉一江,竹内和広(大阪
電気通信大学) 41

13 クリスプおよびファジィ粒状階層構造におけるマルチ集合に関する一考察:◯
村井哲也(北海道大学)、宮本定明(筑波大学)、乾口雅弘(大阪大学)、工藤康生(室
蘭工業大学)、赤間世紀(C‐Republic) 43

14 複数の想起画像のEEGによる判別:◯山ノ井髙洋(北海学園大学)、豊島恒(ジャ
パンテクニカルソフトウェア)、大槻美佳、大西真一(北海学園大学)、山﨑敏正(
九州工業大学)、菅野道夫(ソフトコンピューティングヨーロッパ研究所) 47

15 ファジィマルチ集合間の順序関係に関する一考察:◯村井哲也(北海道大学)、
宮本定明(筑波大学)、乾口雅弘(大阪大学)、工藤康生(室蘭工業大学)、赤間世紀(
C‐Republic) 51

16 ファジィ数の定義についてXII:◯稲井田次郎、白川幸子、御前憲廣(日本大学)
、新海公昭(東京家政学院大学)、山下元(早稲田大学) 53

17 ファジィペトリネットによるOpenFlowネットワークの制御シミュレーション:
◯神田未来、◯松浦崇、荒木智行、玉野先生(広島工業大学)
57

18 ファジィ推論による画像拡大の性能と画像特性:◯松田充夫(大島商船高等専門
学校)、但馬文昭(横浜国立大学) 61

19 言語ルールに基づく視覚化技法の系統的生成:豊田博美:○宮本定明、遠藤靖
典(筑波大学) 63
viii SSW2013(March 8-9, 2014)

20 汎化能力を持つ強化学習を用いた多機能ロボットの開発:◯津留祐樹、伊藤秀
昭、福本尚生、和久屋寛、古川達也(佐賀大学) 67

21 ホップフィールドネットワークを用いた効率的な巡回経路分担の検討:◯井上
太一、和久屋寛、伊藤秀昭(佐賀大学) 69

22 HSV表色系によるイチョウの黄葉の表現と分析:◯丹下翔貴、池ヶ谷紘正、小
沢和浩、松田修三(法政大学)、但馬文昭(横浜国立大学)、宮武直樹(千葉科学大 73

23 Investigation of Six Characteristics in Life‐Span Developmental Process in Middle‐Age
and Elderly Groups with the Multi‐Axis Concentric Circle Scale: ◯Hiroki Okuda (Kinjo
University) 77

24 人物形容語評定値のファジィ性と時間的変化:◯小田哲久(愛知工業大学)
81

25 順序選好によるSD法評価方法の提案:◯井上勝雄、熊谷美月(広島国際大学)
85

26 狩野モデルによる大学数学講義の学生ニーズ分析:上江洲弘明(早稲田大学)、
◯高木悟(工学院大学) 87

27 狩野モデルを応用したメディア授業における学生のニーズ分析:◯上江洲弘明(
早稲田大学) 89

28 Kinfuを用いた3次元物体認識システムの開発:◯森下峻輔、伊藤秀昭、福本尚
生、和久屋寛、古川達也(佐賀大学) 91

29 名義的データに対するクラスタリングのためのカーネル関数:◯楠木祥文、谷
野哲三(大阪大学) 93

30 Probability weighting function models and psychological experiment for the
comparisons: ◯Kazuhisa Takemura, Hajime Murakami, Yuki Tamari, Takashi Ideno
(Waseda University) 95

31 Ptコーティングナノファイバーの太さと屈折率の測定とプラズモン効果:◯但
馬文昭、西山善郎(横浜国立大学)、松田充夫(大島商船高等専門学校)、宮武直樹
(千葉科学大学)、松田修三(法政大学) 99

32 ラフ集合表データ解析ソフトgetRNIAについて:◯酒井浩、伍卯、山口直人(九
州工業大学)、中田典規(城西国際大学) 103

33 ラフ集合およびデータベースを用いた大規模データからの縮約抽出の試み:◯
工藤康生、水野洸希、北口樹(室蘭工業大学)、村井哲也(北海道大学) 105

34 差分進化による大学時間割作成アルゴリズム:◯安高真一郎,安達康生(大阪国
際大学) 107

35 Search Result Clustering Using Arti cial Neural Network and K‐Medoids Methods:
◯Hung Hungming, Junzo Watada (Waseda University) 111

36 支配原理の下でのラフメンバシップ値による2種類の怠惰クラス分類法:◯乾
口雅弘、横田直彦、鶴見昌代(大阪大学) 115

37 集合関数によるFCR法-新しい分析アルゴリズムと解釈-:〇高萩栄一郎(専修
大学)、小田哲久(愛知工業大学) 117

38 ソフトウェアgetRNIAによるアンケートデータ分析:山口直人、伍卯(九州工業
大学)、中田典規(城西国際大学)、◯酒井浩(九州工業大学) 121

39 Solving Quadratic Bilevel Programming Problem with Intelligent Hybrid Neural
Network: ◯Jingru LI, Junzo WATADA (Waseda University) 123

40 相補的協調関係を保存するコミュニケーション制約:◯藤本勝成(福島大学)
125

41 タブーサーチに基づくデータ予測のためのニューラルネワークの構造最適化手
法の提案:◯林田智弘、西崎一郎(広島大学) 129

42 多重知能とポジティブ心理学にもとづく最適人材選択システムの構築:◯中岡
伊織(宇部工業高等専門学校)、東出浩教(早稲田大学) 133
ix SSW2013(March 8-9, 2014)

43 テキストマイニングにもとづくICT企業の特許戦略分析:◯岡田卓也、徳光徹也
、中岡伊織(宇部工業高等専門学校)、朴唯新(県立広島大学)、陳韻如(滋賀大学)
135

44 テキストマイニングにもとづく自動車企業の特許戦略分析:◯徳光徹也、岡田
卓也、中岡伊織(宇部工業高等専門学校)、朴唯新(県立広島大学)、陳韻如(滋賀
大学) 137

45 康師傅のファジVRIO分析:◯賈志聖、古殿幸雄(大阪国際大学) 139

46 Type‐2 Linguistic Random Regression Model : Fei SONG, Shinya IMAI, ◯Junzo
WATADA (Waseda University) 143

47 Using k‐Nearest Neighbors Algorithm to Solving Imbalanced Classification Problems :
◯Zhigang XIONG, Junzo WATADA (Waseda University) 145

著者索引(論文) 147

 

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